社会人リカレント講座2019「~学び直したい技術者等のための基礎講座シリーズ~学び直し「機械力学」」を開講しました
2019.11.27
2019年11月26日(火)、近畿大学次世代基盤技術研究所において社会人リカレント講座2019「~学び直したい技術者等のための基礎講座シリーズ~学び直し『機械力学』」を開講しました。
「社会人リカレント講座」は、企業の技術者等を対象に専門的な知識や技術についての学びなおしを目的として開講している講座です。
講師は、機械工学科 教授 関口 泰 久が務めました。
機械力学は機械工学の基礎である4力学のひとつであり、振動工学とも呼ばれています。機械の動特性解析を扱う科目です。製品の振動問題の対策や動的設計に不可欠であるばかりでなく、機械の異常診断にも必要となる知識です。ソフトウェアの発達により、複雑な機械の動特性解析が簡単にできるようになりましたが、その解析結果の意味を理解し、設計に活かすためには、基礎的な力学の理解が必要となります。
今回の講座は、大学学部レベルの基礎的な機械力学の知識習得を目指しており、初学者の学習、および経験の浅い技術者の再学習を目的に開講しました。
最初に、自由度振動系の自由振動と減衰計測の方法について学び、その後、自由度振動系と動吸振器の考え方を学びました。受講者からは、「機械力学についての知識があまりなかったので、受講し、今後の開発業務にいかそうと思ったから。」、「振動現象の基礎的な部分を理論を交えて学び直したいと思ったから。」等の意見をいただきました。
【参加者】7名
【主 催】近畿大学工学部産学官連携推進協力会
東広島市産学金官連携推進協議会