化学生命工学科 北岡 賢 講師が高校生対象の公開講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催しました
2018.09.11
- イベント
- 開催報告
8月3日(金)に、近畿大学工学部 化学生命工学科 北岡 賢 講師が、独立行政法人日本学術振興会の科研費による研究成果の社会還元・普及事業「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されたことを受け、「環境に優しいイオン液体を使った有機合成を体験しよう!」をテーマに、高校生向けの公開講座を開催しました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス」は科研費による最先端の研究成果に触れ、科学のおもしろさ、不思議さなどを感じてもらうことを目的としています。
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【当日の主なプログラム】
開会式:挨拶・オリエンテーション・科学研究費の説明
講義①「有機合成って何だろう?何ができる?」
キャンパスツアー
実験①「イオン液体を使ってくだものの香りを合成」
実験②「液/液抽出を使った分離実験」
講義②「イオン液体って何?」
実験③「クロマトグラフィーを使ってポルフィリンを分離」
アンケート記入とディスカッション
修了式:未来博士号の授与
午前中は有機合成についての座学のあと、大学内の大型実験装置等の施設見学を行いました。引き続き、実験①を行いました。この実験ではイオン液体を触媒に使い、くだものの香りを抽出する実験を行いました。参加者は、アシスタントの学生に実験器具の使い方や、実験方法を教えてもらいながら、実験に取り組みました。この実験を通して、有機合成においてイオン液体を用いる利点について学んでいただきました。
午後からは実験②、実験③を行いました。午前中の講義①で学んだ有機合成に関する知識をもとに、液/液抽出とカラムクロマトグラフィーを使った分離実験を行いました。
最後に、グループワークでディスカッションを行い、未来博士号の授与式を行いました。
参加者からは、「普段学校ではできないような実験をすることができて楽しかった」「環境に優しいイオン液体の応用性や有効性から今後活躍する技術だろうなと思い、とても興味がわきました」などの感想があり、化学に興味を持っていただく大変有意義な機会となりました。