大学研究室訪問「ニーズ/シーズのマッチングフォーラム」(ロボティクス学科 柴田 瑞穂 講師、 田上 将治 講師)が開催されました

2017.09.06

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8月24日(木)、近畿大学工学部において、(公財)ひろしま産業振興機構、東広島市産学金官連携推進協議会主催の大学研究室訪問「ニーズ/シーズのマッチングフォーラム」が開催され、地元企業等から35名の参加がありました。

大学研究室訪問「ニーズ/シーズのマッチングフォーラム」とは、企業の方々が大学の研究現場を訪問し先端分野の研究内容に触れるとともに、事業化に向けて研究者との意見交換を行うものです。今回は、ソフトロボティクス等が専門のロボティクス学科 柴田 瑞穂 講師と、制御工学、メカトロニクス等が専門のロボティクス学科 田上 将治 講師による研究紹介が行われました。

それぞれの研究概要についての講演を行った後、研究室を訪問し、実際に機器に触れながら見学会を行いました。

◆柴田 瑞穂 講師
「柔軟物の特性を利用したロボットシステムの実現」
軽量、加工が容易等の柔軟物の特性を活用したロボットシステムについて、具体例を挙げながら説明しました。また、布地などの柔軟物の操作を行うロボットシステムについての説明もありました。研究室の見学では、講義の際に説明があった"樹脂素材を利用した歩行ロボット"、"樹脂フィルムを外郭とする水中ロボット"を実際に手に取りながら参加者との意見交換を行いました。

◆田上 将治 講師
「力制御技術を利用したリハビリ機器・負荷試験装置の開発」
従来のひざの屈伸のみを行うリハビリ機器にコンプライアンス制御という力制御技術を導入して機能向上する研究内容や、撃心という力学現象を応用することで衝撃低減を実現する研究等について説明がありました。研究室の見学では、実際に研究で使っている機器に触れ、手で力を加えた時の手応えの感触を体験することができ、参加者から多くの質問がありました。

見学後の質疑・応答では、具体的な技術に関するご相談、お問い合わせを多数いただくことができ、大変充実した研究室訪問となりました。

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