大学研究室訪問「ニーズ/シーズのマッチングフォーラム」が開催されました

2014.12.22

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12月9日(火)、近畿大学次世代基盤技術研究所において、(公財)ひろしま産業振興機構、東広島市産学金官連携推進協議会主催の大学研究室訪問「ニーズ/シーズのマッチングフォーラム」が開催され、地元企業等から29名の参加がありました。

大学研究室訪問「ニーズ/シーズのマッチングフォーラム」とは、企業の方々が大学の研究現場を訪問し先端の研究内容に触れるとともに、事業化に向けて研究者の意見交換を行うものです。今回は電子情報工学科 栗田 耕一 教授による研究紹介が行われました。

発表テーマ:「超高感度静電誘導電流検出技術とその応用」

はじめに、栗田教授より研究概要の紹介がありました。
栗田教授の研究室では、完全非接触で人体動作を検出する技術を確立するため、生体と検出電極の間で形成される静電容量の微弱な変化により過渡的に誘起される微弱な電流検出技術の研究をしています。この超高感度静電誘導電流検出技術を用いて、被験者に装置を装着することなく検出電極から数メートル離れた歩行運動やスポーツ動作の非接触検出等の応用技術を研究しています。具体的な用途例としては、セキュリティ等の人感センサー、歩行運動の解析やリハビリ支援技術への応用等が挙げられます。

その後、研究室に移動して実際に作成した静電誘導電流を検出する装置の見学を行いました。参加者からは技術に関する具体的なご意見、ご質問を多数お寄せいただき、充実した大学研究室訪問となりました。

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