環境負荷の高いクロム酸を使用しないエッチング技術です。業界に先駆けて、過マンガン酸水溶液によるプロセス開発を進めてきたKakiharaでは、複雑な形状の樹脂でも安定してめっき性能が得られる技術の確立に成功しました。弊社の実証実験ラインでは、既に電気めっき工程も3価クロムに移行しており、めっきの全工程で完全6価クロムフリーを実現し、量産に向けて取り組んでいます。
フッ素系コーティングによる高い撥水性で、汚れの付着を防止します。PFOA、PROSに対応した環境適応型の撥水コート樹脂めっきです。撥水のみならず、撥油性能も有しており、指紋などの油汚れが付着しにくい「アンチフィンガー性」と汚れが付着したとしてもフッ素のチカラで拭き取りやすい「ワイピング性」に優れます。日焼け止めUVカットクリームに対しても強い耐性があり、手で直接触る部分、例えば内装樹脂めっき部品に「指紋防止」として適用可能です。
電波透過性および絶縁性の金属膜は「インジウム蒸着」技術が用いられていますが、レアメタル(希少金属)であるためコストが高く、また湿式クロムめっき品との色調に違いがあることが課題です。KakiharaはクロムPVDによる電波透過性・絶縁性の成膜、安価で色合わせが不要な技術を確立しました。(特許取得済み)
ロボット加工ユニット
多関節ロボットのアーム先端に取り付けて、穴開けなどの切削加工を行うエンドエフェクター。大きな特徴は、加工と同時に集塵を行い、切粉の飛散を抑制する。CFRPの加工時のバリの発生も抑制する。
摩擦接合機
部材への回転運動と加圧により発生する摩擦熱で、二つの金属を接合する。異種材や異形材の接合が可能。熱影響による金属組織変化を抑制する低温摩擦接合も可能。
保有する水素水生成技術の実用化を図るため、主に温浴施設にて利用することを目的に、法人向けの水素水生成装置を試作し、電極の耐久性向上を確認する研究に取り組みました。
2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一つとして、様々な排出源からのCO2をコンクリートに吸収・固定化させる「CO2有効利用コンクリート」の研究開発についてご紹介します。
石炭火力発電所から発生するフライアッシュとステンレス鋼の原料から発生する副産物のフェロニッケルスラグを活用し、沿岸域の減少しつつある藻場の回復を目的とした藻場造成ブロックの開発に取り組んでいます。
アルミプレス成形で金型への凝着を低減する低摩擦と、金型寿命を向上させる高硬度、高密着の新しいコーティング技術です。
近年、素材置換が進み、アルミの適用が広がる自動車分野をはじめ、家電、建築分野など塑性加工金型・工具に幅広くお使いいただくことで、金型寿命の向上、メンテナンスサイクル並びに工数の削減、除膜再生による金型・工具の再利用コストダウンなど、アルミ成形の課題を解決するソリューションとしてお応えします。
リョービは、1943年12月にダイカストメーカーとして出発し、独自の技術を培いながら、主に自動車産業向けにさまざまな構成部品をつくり出してきました。一方で、そうした技術と経験を活かし、建築用品、印刷機器などの完成商品分野にも事業を展開しています。リョービは、くらしの身近なところで、人々のゆとりと豊かさを支えています。
JICA中国では、民間企業の皆様の海外進出のお手伝いをしています。企業の皆様がお持ちの優れた技術や製品、アイディアを用いて、途上国が抱える問題の解決と、企業様の海外展開、ひいては日本経済の活性化も兼ねて実現することを目指しています。広島市内もしくはオンラインでの相談対応も可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。
株式会社エムケーは、広島県内の大手コンビニエンスストアや量販店の店舗配送、倉庫保管・運営などを担っている企業です。日系の物流企業がまだ少なく将来性の高いミャンマーで、両荷物流サービスや倉庫管理サービスを提供する可能性を調査しました。ミャンマー政府が目指す地域間の連結性向上や物流のソフト面改善への貢献が期待されます。
ODAを活用した中小企業海外展開支援を2010年度より開始、これまでに中国地方から62件が採択され、途上国が抱える開発課題に対応しつつ海外市場開拓に挑んでいます。本事業では、昨今の状況に鑑み、海外渡航を伴わずに調査を行う「遠隔実施型」調査もあります。国際協力機構は採択企業に調査等を委託して、経費は調査で1件あたり850万円~5,000万円、普及・実証・ビジネス化事業で2億円を限度に調査完了後に企業にお支払いします。
産総研では、最先端の製造プロセス装置や評価・分析装置群を全国の研究センターに整備し、マテリアル開発・実装に必要なプロセスデータの取得、技術シーズ・ニーズ・人材育成に関わる機能を総合的に提供するマテリアル・プロセスイノベーション(MPI)プラットフォーム計画を進めています。中国センターでは、有機・バイオ材料拠点として、主に樹脂・ゴム材料の製造プロセスの最適化、製品性能の向上を検討しています。
「中国地域の『明日をカタチに』―描き、創り、育む」を基本理念として、中国地域における地域振興及び産業活性化に関する課題解決策の提案や支援を行うことを通じて、中国地域の活力向上と持続的発展に寄与することを目指しています。地域の抱える課題の調査・分析から課題解決に向けての方策の提言及び実現化に向けての取り組み、大学等や企業のシーズ・ニーズ発掘、マッチング、共同研究の助成及び事業化に向けての支援等、一貫した取り組みを継続して行っております。
広島県発明協会は、地域振興と地域産業の発展を目的に、発明の奨励、知的財産権の普及啓発、青少年の創造性育成に関する様々な事業を実施しています。また、中小企業等が企業経営の中で抱えるアイデア段階から事業展開までの知的財産に関する悩みや課題を解決するための知財総合支援窓口を開設しています。
INPIT広島県知財総合支援窓口では、中小企業等の特許・実用新案・商標・意匠等の知的財産に関する悩みや課題などの相談に応じるため、窓口担当者が様々な支援を行っています。また、より専門的な相談や高度な相談については、弁理士や弁護士等の知財専門家と協働して支援を行います。窓口担当者や知財専門家への相談は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
INPIT広島県知財総合支援窓口では、「知財専門家の駐在予定日」に知財専門家による相談会を行っております。完全予約制、相談無料、秘密厳守ですので、お気軽にお問い合わせください。
また、知的財産に関するご相談は、知財総合支援窓口のほかにも支援機関等でも行っております。開催場所については、「支援機関等における相談会等のご案内」でご確認の上、事前にご予約をお願いします。
当センターでは、2021年10月に公益財団法人JKA(競輪)の補助金を活用して蛍光X線分析装置を導入しました。本装置は、試料にX線を照射した時に発生する、元素ごとに固有の蛍光X線の波長(エネルギー)から、試料中の構成元素の種類を分析することができます。また、蛍光X線の強度から試料を構成する元素の量を測定できます。
当センターでは、2020年12月に公益財団法人JKA(競輪)の補助金を活用して射出成形機を導入しました。射出成形機は、溶融した樹脂を金型内に射出して樹脂製品を作成する機械です。本装置を利用して樹脂材料の試験片を作成し、機械的特性を評価することができます。また、射出成形中の樹脂粘度を測定して射出成形シミュレーションに必要なパラメータを算出できます。新材料の性能評価、リサイクル材の強度確認、強化繊維含有樹脂の開発などにご利用いただけます。
当センターでは、保有技術や保有設備を用いて、事業者の技術的な課題を解決するための支援を行っています。西部工業技術センター生産技術アカデミーの最近の支援事例を4件(設計/構造解析・デザイン/人間工学・3次元形状計測・画像処理/検査)紹介します。
東部工業技術センターでは、県内企業の抱える課題解決の支援に注力した研究開発と技術支援に取り組んでいます。支援メニュー、組織、主要組織についてご紹介します。
東部工業技術センターでは、2020年3月、西日本の公設試験研究機関で初めて摩擦かくはん接合装置を導入しました。本装置を用いることで、従来の接合技術と比べて「歪み軽減・軽量化・コスト削減」が見込まれます。
HDICは、MBD(モデルベース開発)を軸として、地域企業や教育研究機関等の技術課題解決への支援のため、様々なサービスを提供しています。スパコンを含む高性能計算資源の利用や各種シミュレーション用ソフトウェアの従量利用が可能であり、CAEを業務適用するまでサポートします。また、MBD関連研修、CAE研修など、豊富な研修メニューをご用意して、オンラインなどで随時開催しています。さらに、具体的な技術課題に対して、他機関と連携しながら、解決を支援します。
HDICのトライアル利用や、ベンダー企業への協力交渉等、課題解決に向けてサポートをしています。実際にHDICを利用した事例を一部紹介します。
〇新たな解析につながる継続的な技術開発をするために、センターの解析ソフトを利用。リモート利用による社内での解析作業も可能なため、コストを抑えられる等、効率的な解析作業が行えるようになった。
○CAEソフトを使い、シミュレーションを効率化できないかと、HDICに相談。ベンダーと調整しながら最適なCAEソフトの紹介を行い、その後も研修を受講、ベンダーのサポートを受けながらCAE利用サービスを活用された。
両社とも、その後もセンターを継続して利用していただいています。
広島市工業技術センターの概要を紹介します。
技術指導相談、依頼試験、設備使用、技術者研修などを行っておりますので、ご利用ください。
広島市工業技術センターの主要設備を紹介します。
分析・物理測定機器、材料・組織試験機器、加工機器、電子測定機器、環境・耐久性試験機器、デザイン機器、精密測定機器、デジタルエンジニアリング機器を取り揃えていますので、ご利用ください。
(公財)くれ産業振興センターでは、飲食店や小売業、農業・漁業から鉄工所まで、幅広い業種に、商品開発、販路拡大、異業種交流などといった様々な支援を行っております。具体的な課題解決やプロジェクトの推進に役立つ情報や人材のご紹介もしておりますので、ぜひお気軽ご相談ください!詳しくは当センターのHP、FBをご覧ください。
新規創業(第2創業)、新分野に挑戦する企業に対し、様々な支援と比較的安い使用料で、事務室・工場等を提供しています。 R3.10現在はほぼ満室状態で、様々なスタートアップ企業様や第2創業の企業様が面白い取り組みをされています。 当センターHPに企業様の情報も掲載しておりますので、ここの企業様とお話してみたい!などございましたらお気軽にお問い合わせください!
「Bit‘s呉アカデミア」
これからの時代に必要な5つの要素をシリーズで開催しています。これまで、グリーンシフト、スマート農業、DXといったテーマで開催をしており、ビジネスチャンスのきっかけ作りに役立てていただけるセミナーですので、是非ご参加をお願いいたします!
「ものづくり講演会」
当センターが事務局を務める、呉地域を中心とした約100社が集まった呉自社商品協議会(通称:KIT21)と共催し、企業経営に役立つ情報を、講師をお呼びして講演をいただきます。当日は異業種交流の場にも役立てていただけるので、是非ご参加をお願いいたします!