本学の取り組み

近畿大学では“先端ものづくり研究開発”を推進するため、次世代3D積層造形技術の研究開発を行うとともに、この分野における高度人材育成を行う世界的な研究拠点化をめざしています。

国家プロジェクト 研究拠点としての取り組み

本学は、平成26年度経済産業省「三次元造形技術を核としたものづくりプログラム(次世代型産業用3Dプリンタ技術開発及び超精密三次元造形システム技術開発プログラム)」を実施する委託先「TRAFAM(技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構)」の研究拠点となっています。

このプロジェクトの装置開発の母体として次世代基盤技術研究所に3D造形技術研究センターを設置し、研究開発を進めています。

TRAFAM(技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構)

3D造形技術研究センター

3D造形技術研究センターでは、次世代の“ ものづくり ” に欠かせない金属系材料を中心とした3D積層造形技術に関する技術開発を行うとともに、新たなマルチマテリアル3D積層造形装置の開発もめざしています。

金属粉末積層造形技術に関する研究では、レーザーによる積層造形を対象として溶融凝固機構のモニタリング及び解析技術の開発、さらには熱・変形シミュレーション技術の開発、ならびに機能性材料の粉末特性と積層造形条件の関係などの検討を行うとともに、そのデータベース化に取り組んでいます。

また、地域産業のものづくり革新に寄与するため、人材育成も進めています。

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人材育成の取り組み

企業との共同研究支援

本学が所有している金属3Dプリンター(SLM280HL)を利用し、企業との共同研究で研究開発・製品開発等の支援を行っています。

金属3Dプリンター(SLM280HL)の写真

人材育成のための研修会開催

東広島市と連携し、金属積層造形技術に関する人材育成のための研修会を開催しています。

研修会の写真

情報交換や啓発を目的とするセミナー開催

アディティブマニュファクチャリング研究会に参画し、三次元積層造形技術を基盤とする次世代のものづくりの普及や人材の育成、技術力の高度化等につながる 情報交流や啓発を目的としたセミナーを開催しています。

アディティブマニュファクチャリング研究会

広島県内の産学官が連携し、3Dプリンタを活用した積層造形技術を基盤とした次世代のものづくりの普及や人財育成、技術力の高度化等につながる情報交流、啓発や技術支援を図ることにより、県内産業の活性化に資することを目的とした研究会

<構成機関>
公益財団法人ひろしま産業振興機構、広島県立総合技術研究所、東広島市、
(株)HIVEC、広島大学、呉工業高等専門学校、近畿大学工学部

セミナーの写真

その他

講演会を随時開催しています。