情報学科学生が「ひろしまベンチャー助成金」で銀賞受賞!

2016.12.22

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情報学科4年の田中 宏亨さん(大阪府・清明学院高校出身)が、2016年度(第23回)「ひろしまベンチャー助成金」の学生枠(ひろしまヤングベンチャー賞)で、銀賞を受賞しました。
「ひろしまベンチャー助成金」は、新規性・独創性または地域貢献性のあるビジネスアイデアや事業プランのコンペ(主催:公益財団法人 ひろしまベンチャー育成基金)で、受賞プランにはアイデア実現のための助成金が支給されます。

近畿大学工学部では、前期の授業として、広島銀行寄附講座「起業と経営」を開講しています。
この授業では、同行から講師をお招きして、起業やベンチャー企業の成長に必要な力や、経営資源の獲得方法などを学び、実際に学生たちがビジネスプランを考えて「ひろしまベンチャー助成金」にチャレンジします。

【田中さんインタビュー】
――今回の受賞プラン「おそうじARMY」について教えてください。
「"おそうじARMY"は、スマホサイズの部品を3つ連結させた小型自動掃除機のアイデアです。一人暮らしの狭い部屋や物が多い場所、机の上などでも使えるのが特長です。」

――工夫したのはどんなところですか。
「3つの部品を連結させて、それぞれに違う役目を与えたところです。一番前が"移動"の役目(後ろの2つを引っ張る)、真ん中がゴミの"吸引"の役目、一番後ろが"バッテリー"の役目で稼働時間と出力を維持します。」

――掃除機をテーマにビジネスプランを考えようと思ったのはなぜですか?
「まさに僕自身が一人暮らしで物の多い部屋に住んでいて、あまり掃除の時間も取れないので、家電量販店に小型掃除機を買いに行ったのがきっかけです。」

――審査員に評価されたのはどんなところだったのでしょう。
「インテリアとして置いていても問題のないようなデザインやサイズというところです。僕としては家電として発表しましたが、インテリア用品やおもちゃとして、商品の単価を下げて2,000円程度で実現できれば受けるかもしれないというご意見を頂いたのは意外でした。」

――今後の目標を教えてください。
「"ひろしまベンチャー助成金"の最終審査はプレゼンなのですが、アイデアを発表するだけでなく、市場でその商品が求められる可能性があるか、実際に販売した場合の5年先までの収支予測なども検討しなければなりません。その中で、人に対して自分の考えを伝える技術や、プレゼンのための準備や段取りなどが勉強になりました。」
「僕は自動車関連メーカーに内定を頂いているのですが、ずっと"企画"の仕事を希望して就職活動をしていました。4月から新入社員はまず企画に関わることになるそうなので、今回の経験を多少なりとも活かせればと思います。」

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