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3D造形技術研究センター 大森 整 客員教授(理化学研究所)にご講演いただきました

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12月10日(木)に、次世代基盤技術研究所3D造形技術研究センター 大森 整 客員教授にご講演いただきました。大森客員教授は、理化学研究所の主任研究員として日々研究に携わっておられる傍ら、次世代基盤技術研究所の所員としても研究にご協力いただいています。今回は専門分野である、表面加工・研削技術についてのご講演でした。

硬い材料を研削する際、金属のボンド材にダイヤモンドの細かい粒を埋め込んだ砥石を用いますが、ダイヤモンドが摩耗してすぐにボンド材に埋まってしまうことから砥石表面の性能をどうやって保つかが長年の課題でした。大森客員教授が開発した「ELID(エリッド)研削法」では、砥石に電極を付けて直流パルス電圧を与えながら研削を行います。これにより電気分解が起こりボンド材の部分が少しずつ融解しダイヤモンド部分が常に出るようになり、自動的に目立てを行うことができます。切れ味の悪くなった砥石の目立てには熟練のノウハウが必要ですが、ELID研削法で加工すれば誰でも簡単に加工と砥石の手入れを同時に行うことができ、切れ味が落ちにくいのでより優れた加工が可能とのことです。

◇◆テキスト紹介◆◇
「エリとケンサクのわかりやすいELID研削」
とてもカラフルでイラストや写真も多く、初心者でもわかりやすくまとめられていました。
【目次】
はじめに 研削(けんさく)加工とは?
  1    ELID(エリッド)とは?
  2    どんなところに使えるの?使われるの?
  3    どうすれば使えるの?
  4    どんな効果があるの?使い方は簡単なの?
  5    どんな機械があるの?

今回の講演は大学院生、学部生が対象でしたが、教員、研究員、外部企業の方など様々な方のご参加があり大変わかりやすかったとの声がありました。また、質問コーナーでは活発な意見交換が行われ、大変有意義な講演会となりました。