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経済産業省の「平成22年度 課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業」に近畿大学 工学部の参加する実証事業が採択

 経済産業省の「平成22年度 課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業」とは、中小企業や異業種のものづくり力を活用し、医療現場等における課題解決に資する医療機器・関連機器の開発・改良を促進することを目的とした事業です。

今回303件の応募の中から選ばれた36件のうち、近畿大学 工学部の参加する実証事業が2件採択されました。

概要は以下の通りです。

【安心・安全な歯科医療を実現する純国産の早期治癒型歯科インプラントの開発】

 <研究開発の要約>
  現在、歯科医療現場では外国製品が主流であるインプラントを顎骨不足の患者に治療できないという喫緊の課題がある。そこで地域の特色あるものづくり技術(金属粉末射出成形法・研削・コーティング)を結集し、高強度・高精度なチタン素材、及び骨分化を促進するDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コート技術を活用することで、低侵襲かつ早期治療を可能とする純国産の高付加価値・低コストな歯科インプラントの非臨床開発を行う。

 <事業管理機関>
  公益財団ひろしま産業振興機構

【純チタンマイクロ多孔板による新医領域への展開<フルメタル・バリアフィルター>による歯周組織再生】

  <研究開発の要約>
  歯周病で破壊された歯周組織は、手術でバリア膜と呼ばれる特殊なフィルターを埋め込むことで再生可能であるが、現在のバリア膜は脆弱なポリマー製で厚みもあるため、再生に際しての課題や感染による失敗を生じることがある。本事業では、ポリマー製フィルターを強度に優れた純チタン製に置き換えることで、問題の克服を目指す。純チタン薄板に、20μm以下の貫通孔を微細精密加工により無数に形成してフィルター機能を確立し、従来の1/8(50μm)の薄さで、かつ生体適合性に優れたフルメタル・バリア膜(フィルター)を創製することで、歯周組織再生を飛躍的に向上させる。

 <事業管理機関>
  新世代加工システム株式会社